条件つきで愛情を与える親の典型的なNGパターン 子どもの「恐怖心・罪悪感・義務感」を過剰に刺激
毒親とはいったい何か
子どもにイライラしてついどなってしまった、言うことを聞かないので、つい手が出そうになってしまった……、子育て中なら経験がある人も多いでしょう。しかし、これがエスカレートすると「毒親」になる可能性があります。
毒親と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか。言葉自体が毒々しいので、自分には関係ないと思いがちですが、実はそんなに激しいものでなくても毒親にあたります。
そもそも毒親とは、アメリカのスーザン・フォワードさんの著書『TOXIC PARENTS』を日本語に訳した言葉。フォワードさんは毒親を、子どもに対して悪い影響を与える親と定義しています。
具体的には、子どもの恐怖心や義務感、罪悪感を過剰に刺激し、子どもの考えや気持ちを無視し、自分の思いどおりにコントロールしようとする親のこと。自分の思う条件があって、それをクリアしないと愛さないよというのが、毒親の大きな一面です。
本来であれば、親から子への愛情は無条件であるもの。成績がいいから愛するよ、手がかからないようないい子でいてくれるから愛するよ、というものではありません。でもそういった条件つきでしか愛情を与えないのが、まさに毒親の大きな特徴です。
また大きなポイントは、多くの毒親が意識的にコントロールしてやろうと思ってやっているわけではないということ。無意識でやってしまっている。それどころか、よかれと思ってやっていることもあります。
自覚がまったくないわけです。
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