「自ら悩みを解決できない人」に欠けた数学的思考 「悩み=理想-現実」の引き算で考えてみよう
多くの人は悩みの解決法がわからない
突然ですが、あなたは自分の悩みを解決したいですか?
おそらく、ほとんどの方が「YES」と答えるでしょう。
悩みのない人はいませんし、悩んだままでいいと思う人もいないでしょう。
しかし、多くの人はその悩みの解決方法が分かりません。
たとえば、「上司とうまくコミュニケーションがとれない」という悩みがあったとします。もちろん解決したいけれど、解決方法が分からない。だから悩みます。
そういう意味で、「私たちは悩みがあることに悩んでいる」のではなく、「悩みの解決方法が分からないので悩んでいる」と解釈するほうが正しいように思います。
「悩み」と「問題」は同義です。「上司とうまくコミュニケーションがとれない」という悩みは、まさにその人にとって解決したい問題と言えます。つまり、悩みを解決するという行為は問題解決するということなのです。
悩みを自分で解決できるようになるために、まずは“悩みの定義”について考えてみましょう。悩みの定義とは、「そもそも“悩み”とは何か?」ということです。
この時、気をつけたいのは、「人間関係に悩んでいる」とか、「仕事がうまくいかなくて悩んでいる」とか、「最近太ってきた」とか、そういった具体的な悩みの内容ではないという点です。
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