「ポイントをやめたらお金が貯まる」まさかの理由 「おトク」とはもれなく人間関係がついてくる事

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私はポイントと縁を切って以来、買い物が「重く」なった。すなわち軽々しくものを買うことができなくなった。あれも欲しい、これも買おう、などとポイポイカゴにものを放り込むことができなくなった。

これ、本当に要る? ちゃんと使うのか? もしかして買わなくてもいいんじゃ? と、いちいち下っ腹にグッと力を貯めて「考える」ようになったのだ。

……いやね、こう書いていると改めて自分に呆れてしまう。だって日常品レベルではたかだか数十円とかせいぜい数百円とかの差の話だ。それだけのことでここまで慎重になるって、どんだけケチなんだか……でもバカとケチは死ぬまで治らず、それが案外プラスの効果をもたらしたのであった。

ポイントをやめたことにより、私は「本当に必要なもの」を「本当に必要な時」に「本当に必要な分」だけ買うという、50年の人生でほとんどやったことのない生活態度を突然身につけようとし始めたのである。一言で言えば、お金の無駄遣いということに対して非常に意識の高い人となったのである。

少し高くても笑顔が見える相手に払いたい

それだけじゃない。

どうせそんな「重たいお金」を払うなら、払う相手をちゃんと選ばせてもらおうじゃねーかという気持ちがふつふつと湧いてきたのだ。

すなわち、例えば同じ胡麻油を買うのならばですよ、どこのだれがどう儲けてるのか私の頭じゃ全然理解できないアマゾン様にポチッと払うとか、唯一の人が触れ合う場だったレジすら自動化されて自分が消費ロボットになったみたいな気にさせられる大型スーパーとかでじゃなくて、近所の小さな米屋で買わせてもらいますと。

だってそこでは元気なご主人がいつも店先にいて、ありがとうございますとニコニコお金を受け取ってくれる。何しろ「大金」を払うのだ!(←大げさ)。

ならばそれに見合った笑顔がちゃんと返ってきてほしいのである。ていうかそんな笑顔を見ることができたら数十円高いお金を払ったって全然納得。むしろ払ってよかったという気になるような気がしたのである。

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