で、さらに話はこれだけでは終わらないのであった。
お金より人間関係が重要。はい。ついさっきそう書きました。
ところがですね、人間関係ができてくると、なんとその先に金銭的な「おトク」が待っていたのだ。いつも行く豆腐屋ではしょっちゅう油揚げを2枚買えば3枚包んでくれるし、米屋はいつも支払いの端数をカットしてくれるし、米ぬかはいつもタダでくれるし。酒屋兼よろず屋は賞味期限切れ寸前の商品を「よかったら持ってって」と握らせてくれる。
つまりはポイントと縁を切った先に、新たな、そして実に個人的な「ポイント」が舞い込んできたのであります。
ってことはですよ。私はポイントと縁を切ったつもりが、人間関係アンド金銭的なサービスという、二重の「おトク」を手にしたことになる。しかも無駄なものを買うことをやめてしまったのだから、これでお金が貯まらないほうがどうかしている。
つまりはですね……ポイントっていったい何だったんだ? 何のいいことがあったんだ? と思わぬ日はない。
いやほんと、ポイントっていったい何なんでしょうね……。
「貯金の少ない人」の家が散らかっている理由
と考えていたところで、非常に参考になる記事があった。
「貯金が少ない人の家は、たいてい散らかっている」というファイナンシャルプランナーの方の記事なんですが、その方、20年以上にわたって各家庭を訪問してお金の相談を受けてきて、得た結論がコレだというんですね。
なぜそうなるのかといえば、部屋が片付かない人、つまりはどこに何があるのか把握できないほどモノがそこらにあふれた暮らしをしている人は、自分にとって「本当に必要なもの(ニーズ)」と「単に欲しいもの(ウォンツ)」の区別が付いていないのだというのです。
あれも欲しい、これも欲しいとその場の欲望や思いつきで際限なくものを買っているうちに、何がどれだけどこにあるかもわからなくなる。こうなると結局、いつも何かが足りないような気になって、さらに際限なくものを買うことになる。
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