「実はビジネススクールに行くかはすごく迷ったんだ。今までのキャリアを続ければ安定しているし、給料もそこそこのところに行くだろう。でもね、5年後も同じことをしてるかと思ったら、うんざりしたんだ。
MBAは魔法の杖ではないことはわかっている。今は多くの人がMBAを持っている。その中で勝ち抜くのは大変なことだろう。
それでも挑戦して、新しい世界を見たかったんだ」
挑戦。
外資系で働いていると、この言葉をよく聞きます。
彼らにとって安定は死を意味しますつねに自分の付加価値を高めていかなければ、自分が会社の中で存在する意味はないのです。
最初のキャリアで、銀行のフロントオフィスと呼ばれる部門に行けなかったアジュさんは、MBAという付加価値を加えることで、その夢をかなえたわけです。
MBAを取ると、大きなキャリアチェンジを図ることができます。フロントオフィスはITや事務方に比べれば給料は高額です。
また蛍光灯の灯るオフィスで仕事をするよりは、外に出て顧客と出会う仕事は刺激的と言えるでしょう。
ちなみにアジュさんの仕事は、世界中のATMのおカネの量を
MBAマジックでサムシングする仕事
のようなのですが、詳しくはちょっと私の偏差値が低くてわかりません。
今度はMBAホルダーとの競争の世界へ
アジュさんが言ったように、MBAは魔法の杖ではありません。
多くの人がMBAホルダーとなった今、「MBA持ってます」というだけでは強みになりません。
当たり前の話ですが、「何ができるか」が重要になってきます。
MBAという付加価値をつけたら、今度はMBAホルダーたちとの競争を勝ち抜くため、さらなる付加価値をつけていかなければなりません。
付加価値とは、市場価値の高い、世界で自分にしかできない仕事ができるようになることです。
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