特に、このような現象は女子に顕著で、「歌謡曲女子」と呼ばれる若者も増えている。山口百恵や松田聖子、ピンク・レディーといった昭和のアーティストの曲を十八番とし、振り付けなどもマネしながら場を盛り上げることに全力を注ぐ。
以下は、ここまでで本文で触れたもの以外に、彼らが今回のカラオケで歌った曲一覧と、発売された年のリストである。最新の曲はほとんどないことが見て取れる。
※左から曲名、(アーティスト名/リリース年)
彼らは最初にAKB48の「ヘビーローテーション」を歌っていたが、ここでも若者なりの行動が見られた。それはマイクをみんなで回しながら歌う、いうものだ。
一般的にカラオケといえば、1曲をひとりで歌いきるというのが一般的だったはずだ。しかし彼らは、1番・2番・3番とマイクを回し合いながら、みんなで1曲を歌いあげていた。
彼らにとってこの行為は当たり前で、周囲でもこのような歌い方をする若者は多いそうだ。念のため、大学生・高校生50人にアンケートを取ってみたところ、約75%の若者はみんなでマイクを回しながら1曲を歌った経験があるという回答を得た。
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