「保育園イヤ!」駄々こねる子を納得させる声かけ トイレトレーニングがうまくいかないときは?

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出かけるとき、トイレトレーニングのとき、乳幼児期に取り入れたい声かけを紹介します(写真:Ushico/PIXTA)
3男1女を東大理三に導いた母は、子どもたちにどんな言葉をかけていたのでしょうか──。佐藤亮子氏の新著『子どものやる気がどんどん上がる魔法の声かけ』を一部抜粋し再構成のうえお届けします。今回は、乳幼児期に取り入れたい、声かけ(=会話によるコミュニケーション)について聞きました。

親の用事で外出するのを嫌がるとき

×:出かけるよ。早くついてきなさい! 出かけるのに何してるの?
〇:○時になったら出かけるからね。○○の用事で出かけなくてはいけないの。一緒に行ってくれる?

お母さんの用事で出かけなくてはならないときに、まだ幼い子どもをお留守番させるわけにはいきませんから、連れていくことになります。

子どもが夢中で遊んでいるときなどに、急に「出かけるよ。早くついてきなさい!」と言うと、「イヤだぁー。出かけたくない」と子どもが嫌がるかもしれません。このような命令口調で声をかけるのは避けてください。ますます子どもが出かけるのを嫌がることになりかねません。

なかなか家を出られないときに、イライラして語気を強め、「何やってんの。間に合わなくなるよ。早くしなさい!」と怒鳴るのもやめましょう。子どもが泣き出したり、さらにぐずったりして、何の解決にもなりません。予定した時間に間に合わなくなる可能性も高くなります。

このような命令口調の声かけではなく、なぜ出かけなくてはいけないのか、その理由を丁寧に説明しましょう。この「説明する」ということが大切で、理由を伝えると、子どもも納得するはずです。説明した後に、「一緒に行ってくれる?」とお願い口調で優しく声をかけるといいですね。さらに、「帰りにお菓子買おうね」と言うと、子どもは出かけるのが楽しみになります。

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