小学校3年生までの算数、意外なつまずきどころ ミリとキロ、あまりのある割り算、何番と何番目

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この4つの手順通りに解説することで、お子さんにスムーズに教えることができます。あまりのある割り算を苦手にしている子は、いずれかのステップでつまずいていることが多いので、その部分を集中的に教えるのも、ひとつの方法です。

この4ステップで、もう一例解いてみましょう。

検算でミスを防ぐことができる

(例2)79÷9=

ステップ1:「79÷9=□あまり☆」と考える(□が商で、☆があまり)。

ステップ2:割る数の9の段(九九)で、割られる数の79より小さくて、79に一番近い数を探す。

ステップ3:ステップ3の数を探すと、9×「8」(=72)が見つかる。この8が商(□)である。

ステップ4:割られる数の79から、(9×8=)72を引くと7。この7があまり(☆)なので、「79÷9」の答えは「8あまり7」。

答え:8あまり7

2つの計算「17÷3=5あまり2」と「79÷9=8あまり7」を、それぞれ4つのステップで解きました。このように、確実に手順を踏んで解くことが大事です。さらに、解いた後の「検算」ができると、ミスをより防ぐことができます。

例えば、「7÷2=3あまり1」という式は、次のように変形できます

7÷2=3あまり1

2×3+1=7

先におこなった計算、「17÷3=5あまり2」についても、同様に試してみましょう。

(式1)17÷3=5あまり2

(式2)3×5+2=17

(式2)の計算結果が、割られる数の17になったので、(式1)の計算は正しいと確かめられました。もし、17にならなければ間違いということなので、再計算する必要があります。「4ステップ+検算」で、あまりのある割り算を得意にしていきましょう。

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