「スマホ読書」で頭が良くなる!5つの納得理由 「気が散る」「集中できない」スマホを逆活用する
「スマホ読書」で何をどう読むか。スマホに合った方法を選べば、読書の効率をさらに上げられる。
キンドルの電子書籍には試し読みできる機能がついており、それぞれの出版社の意向によるが、購入する前に本の冒頭から数十ページぐらいを読めるようにしている本は多い。
どんなに名著であっても、相性が悪ければ内容は頭に入ってこないので、あらかじめ、無料サンプルで「本との相性」を確認しておくことは、自分の「知肉」となる読書をするうえで非常に重要である。
また、「スマホ読書」には「漫画」もおすすめしたい。たとえば、ドストエフスキーの『罪と罰』など多くの人に読み継がれている名著は、漫画版も出版されていることが多い。
漫画好きな人なら、漫画のほうがストーリーがすっと頭に入ってきやすいし、登場人物が見分けやすく頭を整理しやすい。移動時間や短い時間を活用する「スマホ読書」にはぴったりなので、名著や自分の学びたいテーマの手がかりとなる漫画を電子書籍で探してみるのもよい方法である。
■読んだ内容を自分の中に蓄積するコツ
これは紙の本でも電子書籍でも同じだが、読書から得たものを自分の「知肉」として蓄積していくためには、本を読みっぱなしにしてはいけない。
つねに「この本はどのように自分の知肉になるだろうか」ということを意識しながら読んでいき、気になる文章は忘れないうちにその場でチェックする。電子書籍の場合は、画面を指でなぞるだけでハイライトできるので非常に便利だ。
大事なのは、ハイライトしただけで終わらせず、チェックした文章をメモアプリに保存することだ。
キンドルの場合、ハイライトした文章をコピペしてメモ帳などに貼りつけることはできないが、「キンドル メモとハイライト」というサイトを開くと、自分が過去にハイライトした文章を書籍別に閲覧でき、普通にコピペできてしまうので、この「裏ワザ」を使って「メモアプリ」にコピペするのである。
その際に、自分がその文章の何に感銘を受け、なぜ「保存の必要がある」と感じたのか、短い覚え書きを添えておくことも大切である。
わたしは、「5分」「15分」と本を読み進めて、ちょっと飽きたり疲れてきたりしたタイミングで「保存」の作業をおこなう。
スマホなら、電車の中で立っているときでも、一連の作業を完結できるので、読んだ本の内容がより深く自分の中に蓄積されていくはずだ。
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