「スマホ読書」で頭が良くなる!5つの納得理由 「気が散る」「集中できない」スマホを逆活用する
「スマホ読書」に欠かせないのは、電子書籍である。私が愛用しているのはアマゾンの電子書籍サービス「キンドル(Kindle)」なので、キンドルを中心に説明していく。
スマホを使った知的生産術として、ウェブメディアの記事を読むという方法もある。それに加えて「書籍」がなぜ必要かというと、書籍にはウェブメディアの記事にはない利点があるからだ。
ひとことで言うと、「そのテーマについての全体像をつかみやすい」という点だ。
優れた書籍は、1冊の本の中だけで「アウトライン→視点→全体像」という流れを全部用意してくれる。それによって私たちは、「多様な視点」からテーマをさまざまに照射することで、全体像のイメージを持ち、「知肉」を育てていくことができる。
このように書籍から得られる「多様な視点」をウェブの記事だけで十分に得ることは難しいので、情報の2つの軸として「ウェブ記事」と「書籍」を必ずもっておきたい。
もちろん私は紙の本も読む。「2000冊を上限」に所有し、月に1度の割合で入れ替えながら管理する。
その一方で電子書籍を愛用し、キンドルで購入した本は気がつけば1300冊以上になった。とくに移動中に読むのは電子書籍と決めている。キンドルのアプリをダウンロードすれば、さまざまな端末で電子書籍を読むことができるが、もっとも身近で手軽な「スマホ」をぜひ活用したい。
「集中力が続かない」を逆活用できる
キンドルはどこまで本を読んだかをクラウドで管理し、パソコンやスマホ、タブレット、専用端末など、さまざまな機器で同期してくれる。それゆえ、仕事場でパソコンのキンドルアプリを起動させて画面で読み、打ち合わせに出かける電車のホームでスマホを取り出して続きを読み、電車に乗ってもそのまま読み続けるといったことが可能だ。
とくに混んでいる電車の中では、取り出しやすく場所を取らないスマホが向いている。
そもそも、集中力なんてなくても、「5分の集中」をうまく積み重ねれば、いくらだって書籍を読み進められるし、それを「知肉」に変えることができる。
たった5分でも時間が空いたら、すかさずスマホを手にすれば読書時間を生み出せる。
こうやって小刻みに、効率よくどんどん読んでいくことは非常に大切なポイントで、スキマ時間の積み重ねで、私の場合はトータルすれば1日に2時間くらいは読書にあてており、「3日で1冊」「月に10冊」。十分な読書量ではないだろうか?
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