ひろゆき「コミュ障でも問題ない」と断言する理由 「好きじゃないけど、やれと言われたらやる」

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大人になってから性格を変えるのは、そうとう難しいことです。

100パーセント不可能というわけではないですけど、「性格は変えられる」と信じている人であっても、その9割以上は変えることができないのではないかと思います。

そもそも性格というのはもって生まれた性質という部分が大きくて、生まれた段階でほぼ決まっているらしいのですね。

好奇心が旺盛(おうせい)な性格に生まれた人は、大人になってもやっぱり好奇心旺盛です。

誰かに言われなくても、自分から知りたいことをどんどん見つけていき、どんどん調べて知識を増やしていきます。

それがプラスに受けとめられることもあれば、「こいつは組織のルールから逸脱しているな」なんて思われて厄介者(やっかいもの)扱いされる場合もあります。そのあたりの評価は、本人が属している組織次第だったりします。

危険も顧(かえり)みない猪突猛進(ちょとつもうしん)なタイプの人は幼少期から、たとえ危ないこと、大人に怒られるようなことでも、ぜんぜん気にせず平気でやってしまう行動パターンをもっていたりします。

一方で、子供のころから引っ込み思案だった人というのは、周囲がどう声がけしようが、表に引っ張り出そうとしようが、基本的には引っ込み思案なまま大人になります。

行動だったら変えられる

とはいえ、年齢を重ねるにつれて、ある程度は自分の行動をコントロールすることができるようになってきます。

つまり、性格を変えるのは難易度がそうとうに高いことなのですが、行動パターンを変えるのはそれほど難しいことではない、ということですね。

僕自身のことで言うと、すぐに遅刻をしたり締め切りを守らなかったりで、他人から「こいつ、ちょっと失礼なやつだな」と思われるような生き方をしている気がしますし、実際にそう感じている人も多いと思います。

でも、礼儀正しくしなければならない状況になれば、それは問題なく実行できる。

敬語を使い、礼儀正しくふるまえばいいだけのことですし。

ただ、「できるけどやっていない」のですね。

僕がよくする遅刻も、たとえばものすごい大金を積まれて、「遅刻厳禁でこの場所に来てください」と言われたら普通に時間どおり行きますし、そういうメリットがなくても「絶対に遅刻したらまずい」というデメリットがあったりすれば、間に合うように行きます。

つまり、もって生まれた性格が抱えている困難を克服することと、その性格が周囲にバレないように自分でコントロールするということは、まったく別の話なのですね。

そして、後者はそれほど難しいことではない、ということは皆さんにもなんとなく理解してもらえると思います。

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