民主党代表選、「僅差」がもたらす影響とは? 決選投票での票差は7票差

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1月18日、代表選出後の会見を行う岡田克也新代表(撮影:尾形文繁)

1月18日午後に東京都内のホテルで行われた民主党代表選では、岡田克也氏が新しい代表に選ばれた。同氏は2004年から2005年まで代表を経験しており、およそ10年ぶりの再登板ということになる。

しかし、岡田氏選出までの道程は、楽勝だったとは言いがたい。第1回目の投票は、長妻昭氏が168ポイント、細野豪志氏が298ポイント、岡田克也氏が294ポイントで、細野氏が僅差で1位となっている。

ただ過半数に達していないため、上位2名による決選投票に。その結果は、細野氏が120ポイントで、岡田氏が133ポイント。国会議員票は1人につき2ポイント、参院公認候補票は1人につき1ポイント与えられるため、細野氏に入れたのは60名で、岡田氏に入れたのは67名になる。つまり、わずか7名の差だった。ということは4名の票が動くだけで代表の顔は変わっていたのである。

決選投票では長妻票が大きく分裂

1回の投票では終わらず決選投票になることは、事前に予想されていた。岡田氏は前日の17日、長妻氏を支持する赤松広隆氏に会い、決選投票の場合に支援してくれるように求めている。だがそれは、うまくいったとはいいがたい。

というのも、第1回投票で長妻氏に投票した国会議員は37名だったが、決選投票に岡田氏に入れたのは、そのうち約半分に過ぎないからだ。一方で、第1回目の投票で長妻氏に入れながら、決選投票で細野氏に入れた議員も、およそ3分の1いた計算になる。

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