「東大+京大+医学部」合格者TOP50校ランキング 上位は私立高優勢も公立高から18校がランクイン

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今年の大学入試は、共通テスト会場前での刺傷およびその試験会場からのリアルタイム問題流出という物騒な事件の連続で幕を開けた。コロナ感染拡大の影響により、たとえば東大で、二次試験だけで合否を判定する特例措置も一部でとられた。

昨年度の大学入試改革の混乱に引き続き、また異例ずくめだった今年の入試シーズンもようやく終わり、週刊誌の高校別大学合格者数ランキング特集号も出そろったころであるが、あの手のランキングを見るときにはコツがある。

合格者数ランキングは複数年平均で見るのが正解

毎年「ここの高校が躍進した、あちらの高校は凋落した」などと言われるように、この手のランキングにはアップダウンがつきものだ。単年で比較してもあまり意味がない。ブレをなくすには、数年にまたがって平均値を出したほうがいい。

また、私大の合格者数については1人が複数の大学から合格を得ることが可能なので、単なる合計の合格者数を比べてもあまり意味がない。合格者数をランキングにしてかろうじて意味があるのは国公立大だけだ。

東大合格者数が多い学校が偉いかのように思われがちだが、当然ながら関東の高校に地の利がある。全国の高校を比較するなら、同等レベルの入試難易度の京大や全国に50ある国公立大医学部の合格者数も見るべきだ。

そこで、2017年から2021年の5年間平均の「東大+京大+国公立大医学部」合計合格者数によるランキングを作成してみた。この総合ランキングを下敷きにすれば、単年の最新ランキングを見ても、たまたまの低気圧や瞬間最大風速に惑わされることはなくなるはずだ。

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