採用担当者の戦略を知れば、就活は怖くない 担当者向け書籍には貴重な情報がいっぱい

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敵を知り己を知れば百戦危うからず

就活生のみなさん、明けましておめでとうございます。皆さんは、どのようにして採用に関する情報を得ているのだろうか。巷にはノウハウ本があふれているが、そうした本ばかり読むのではなく、人事採用担当者向けの本も読んでみてはいかがだろうか。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」。自己分析に注力して己を知ることに一生懸命になるばかりではなく、相手、すなわち企業の採用戦略や事情を知れば内定を取りやすくなるだろう。

『新卒採用の実務』(日本経済新聞出版社)とは新卒採用担当者向けに採用のノウハウやトレンドについて解説した本だ。対象は就活生ではなく、人事部の採用担当者だが、就活生にとっても役立つ情報が多い。就活生の視点から就活を見るだけではなく、採用側の視点からも就活を見ることで、就活の全体像を把握することができ、対策を講じることができる。

筆者はリクルートキャリアの就職みらい研究所の岡崎仁美所長。岡崎所長は1993年にリクル―トに入社して以来、一貫して人材関連事業に従事。営業担当として約2000社の人材採用・育成に携わった後、求人サイト「リクナビ」編集長を経て2013年に現職に就任した。

岡崎所長は営業担当として企業の採用活動をサポートしていたため採用現場を熟知している。また、「リクナビ」編集長を務めたことで大学生や大学の状況についても詳しい。そして、研究所ではさまざまな調査を行っているので、データによって客観的に就活市場を語ることができる。岡崎所長が採用担当者のために書いた本を読み、企業の採用戦略を知れば内定確率が上がるはずだ。

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