
ロボットの導入領域拡大へ、扱いやすさを訴求した製品の開発が増えている
先送りされ続けた製造業の設備投資がようやく動き出し、工作機械・ロボット業界は久しぶりの活況に沸いている。
国内工作機械メーカーの2021年10月の月次受注高は1492億円と3年ぶりの高水準となった。好不況の分かれ目とされる月1000億円を21年2月から上回り続けている。日本ロボット工業会によると21年の国内のロボット受注額は過去最高を更新する見込みだ。
もともと工作機械やロボット業界は、自動車やスマートフォン、半導体と複数の業界で設備の新設や更新が重なった17〜18年に特需を迎えた。ただ、調整期に入ると、米中貿易摩擦や新型コロナ禍を背景とした先行きの不透明感も加わり、需要は底ばい状態だった。
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