サプライチェーンの混乱を受けて部品在庫を積み増そうとする需要もあり、電子部品業界は活況を呈する。今後の需要や産業動向の見通し、脱炭素など環境対応への課題を聞いた。
──2021年4〜9月期は売上高・利益とも過去最高でした。
半導体不足やサプライチェーンの混乱で在庫を十分に持ちたいという需要が発生し、実需以上の受注がきて経営成績に結び付いた。
手放しに喜べる状態ではない。9月以降は反動減も出た。半導体不足も22年に徐々に解消するだろうが、肌感覚ではまだ続きそうだ。半導体の使用数が増えるにつれ、周辺に使われる(村田製作所の主力製品である)コンデンサーの数も順調に伸びるが、(当社の)来年の売上高は5%成長予想と保守的にみる。できれば外れてほしい。
──半導体不足の中、受託製造世界最大手の台湾・TSMCが熊本での工場建設を発表しました。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら