峠は越えたが──。
ANAホールディングスが発表した2021年4〜9月期決算は、988億円の最終赤字(前年同期は1884億円の最終赤字)だった。依然としてコロナ前(19年)比の旅客数が国内線で30%、国際線で6%と低迷し、2期連続で巨額赤字を計上した。日本航空(JAL)もまた、同期に1049億円の最終赤字(前年同期は同1612億円)に沈んでいる。
とはいえ、新型コロナの感染が落ち着き、足元の航空需要は回復基調だ。ANAの片野坂真哉社長は21年11月のインタビューで、「9月は(国内線の旅客数が)1日当たり4万5000人だったところ、11月は7万人で、12月も8万人の見通しだ」と語っている。22年3月末にかけて、ANAは四半期の営業利益、JALも月次のEBIT(利払い前・税引き前利益)ベースで黒字化する見通しだ。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら