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〈書評〉『Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない』『倭寇・海商・華僑』『箱根駅伝〝最強ランナー〞…』

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ブックレビュー『今週の3冊』

[Book Review 今週のラインナップ]

・『Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない』

・『倭寇・海商・華僑 ──海はいかにして歴史をつないだか』

・『箱根駅伝“最強ランナー”大塚正美伝説』

『Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない』丹羽宇一郎 著(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

評者・みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔

戦争は容易に始まってしまう 伊藤忠元社長の遺したメッセージ

防衛3文書改定が注目を集めそうな2026年において、若い世代ほど読む価値のある一冊だろう。伊藤忠商事の社長、会長を歴任し中国大使をも務めた著者だからこそ、武力衝突を起こさず経済関係の緊密化などを通じて非戦を確実にするという安全保障観が説得力を帯びる。

東洋経済オンラインの愛読者に読んでほしい本を一気に紹介。【土曜日更新】

本書最大の目的は「日本も戦争と無関係ではないことを知ってほしい」というメッセージを若年世代に届けることかと思われる。歴史的経緯を基に「戦争へ傾く発火点はそれほど高い温度ではない」「戦争を始める理由はいくらでも作れる」との主張が重ねられ、とにもかくにも戦争は容易に始まってしまうのだという認識を読者に求める。

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