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「新生ドコモ」始動、大再編で弱点克服 インタビュー/NTT 社長 澤田 純

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さわだ・じゅん 1978年京都大学工学部卒業後、日本電信電話公社(現NTT)入社。96年に再編成室でNTT再編に関わる。NTTコミュニケーションズ副社長などを経て2018年から現職。(撮影:尾形文繁)

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料金値下げで消費者向け通信ビジネスが先細りする中、NTTグループは2022年、NTTコミュニケーションズ(コム)などをNTTドコモの子会社にする再編に踏み切る。改革後の展望をNTTの澤田純社長に聞いた。

──モバイル市場は各社の格安プラン投入で競争が激化しています。ドコモ事業をどう伸ばしますか。

競争が熾烈な中、ドコモでは21年、手厚い店頭サポートがつく大容量プランの「5Gギガホ プレミア」、中容量の「ahamo」、小容量の(格安プラン業者と連携する)「エコノミーMⅤNO(仮想移動体通信事業者)」の提供を始めた。これでユーザー一人ひとりのライフスタイルやニーズに応じて選べる(料金プランの)ラインナップがようやく整った。

さらに通信以外では、「ドコモでんき」の開始で電力小売りに、(医療IT企業のメドレーとの提携で)オンライン診療にも新規参入するなど、事業領域を広げる。

法人事業を押し上げる

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