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自動車の電動化関連に素早く対応する インタビュー/ファナック社長兼CEO 山口賢治

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やまぐち・けんじ 1993年東京大学大学院修了、ファナック入社。2007年本社工場長。専務、副社長を経て16年社長兼COOおよびFA事業本部長。19年4月から社長兼CEO。

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米中貿易摩擦や新型コロナで先送りされてきた製造業の設備投資が一斉に動き出し、FA(工場自動化)関連業界が活況に沸いている。工作機械やロボットの世界的大手、ファナックは今後をどうみているのか。

──NC(数値制御)装置やロボットの受注が急回復しています。

とくに中国でNC装置の伸びが大きい。米中貿易摩擦以前も順調に伸びてきていたが、今は当時の予想よりはるかに多いオーダーが来ている。

需要が拡大しているのは、中国で工作機械が古いマニュアル式の機械から、NC装置を搭載した自動式の機械へ置き換わっているからだろう。四半期、年単位ではアップダウンがあったとしても、数年単位でみれば確実に増加する。

──製品の組み立てなどに使われるロボットのほうは?

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