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広がる宇宙ビジネス、地上が密接につながる年に インタビュー/元JAXA宇宙飛行士 山崎直子

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やまざき・なおこ 1970年千葉県松戸市生まれ。2010年、日本人女性2人目の宇宙飛行士としてスペースシャトル・ディスカバリーに搭乗。女子美術大学客員教授も兼任。

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宇宙ビジネスの市場規模は現在約40兆円で、2030年後半から40年までに100〜160兆円になるといわれている。宇宙旅行だけでない、ビジネスの今後を元宇宙飛行士の山崎直子氏に解説してもらった。

──22年の宇宙関連のトピックスを教えてください。

これまで宇宙ステーションはISS(国際宇宙ステーション)だけだったが、中国独自の宇宙ステーションが完成する。中国以外の宇宙飛行士も滞在し、世界の宇宙開発の拠点になるだろう。

もう1つは、欧州が主導するJUICE(木星氷衛星探査計画)。22年夏に人工衛星が打ち上げられるが、日本が観測センサーを提供している。木星の衛星・ガニメデを周回し、衛星を覆う氷の下の液体の水の有無や成分を観測する。

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