【産業天気図・食品】異常気象と投機マネー流入で原料価格高騰、価格転嫁も至難、後半「曇り」に後退へ


 上向くカギは、中国や東南アジアなど新興国。現地消費者の所得向上、食生活の西洋化が進み、日本を含む外資企業には参入余地が拡大している。

製パン、製麺向けの改良剤を扱う理研ビタミンはマレーシアで増産体制を構築するなど、国内の不調を取り戻す戦略を推進中。キューピーも12年にマレーシアに続きベトナムにマヨネーズなどの調味料の生産拠点を構築する。

食品は地域性が強いため、飲料業界のように大型M&Aで一気に海外進出を加速するのは至難。しかし、短期的な市場環境の厳しさで追い立てられれば、中小メーカーまで海外進出を試みる可能性がある。

苦境にあって海外への攻めの姿勢を強められるかが、生き残りの条件のひとつとなりそうだ。
(麻田 真衣=東洋経済オンライン)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
  • 就職四季報プラスワン
  • 映画界のキーパーソンに直撃
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
電池開発でノーベル化学賞<br>吉野彰氏が示した「危機感」

受賞会見とともに、リチウムイオン電池の開発の歴史と当事者の労苦を振り返る。世界の先頭を走ってきた日本も、今後および次世代型の市場では優位性が脅かされつつある。吉野氏率いる全固体電池開発プロジェクトに巻き返しの期待がかかる。