【産業天気図・食品】異常気象と投機マネー流入で原料価格高騰、価格転嫁も至難、後半「曇り」に後退へ


 上向くカギは、中国や東南アジアなど新興国。現地消費者の所得向上、食生活の西洋化が進み、日本を含む外資企業には参入余地が拡大している。

製パン、製麺向けの改良剤を扱う理研ビタミンはマレーシアで増産体制を構築するなど、国内の不調を取り戻す戦略を推進中。キューピーも12年にマレーシアに続きベトナムにマヨネーズなどの調味料の生産拠点を構築する。

食品は地域性が強いため、飲料業界のように大型M&Aで一気に海外進出を加速するのは至難。しかし、短期的な市場環境の厳しさで追い立てられれば、中小メーカーまで海外進出を試みる可能性がある。

苦境にあって海外への攻めの姿勢を強められるかが、生き残りの条件のひとつとなりそうだ。
(麻田 真衣=東洋経済オンライン)

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