島耕作とほぼ日のコラボはこうして生まれた

学生編と手帳はファン垂涎の組み合わせだ

常見 出会ってしまった文学の名言とか、恋の思い出とか書いて欲しいですね。今回の島耕作コラボのウィークリータイプはビジネスマンがポケットに入れて、手軽に使えるので便利ですね。愛用させていただきます。あ、でも僕は字が汚いですけど、大丈夫ですかね?

冨田 もちろん大丈夫です。仮に汚かったとしても、手書きの文字の「情報量の多さ」は本当に興味深いものです。後から振り返ってみると、大事なことは思っているよりも力を入れて太字で書いてありますし、嬉しかった思い出は弾んだ文字で残っていると思います。

私は忘れてしまいがちな、しょうもないことを書いておくことにしています。たとえば、みうらじゅんさんや糸井のダジャレなども、つい笑ってしまった時は積極的に書き残しています(笑)。

常見 記録して、読み返たくなる手帳は、「思い出」と「気づき」をもたらしてくれる宝物になるということですね。いや、いま、手帳に書く日記は楽しいなと思って。『壇蜜日記』(壇蜜 文藝春秋)という本を読んだときに、そうだ、公開するブログではなく、自分でつける日記ってこんなに楽しいのかと思い出しました。僕、ブログとか相当書いてますけど、これで日記つけることにしました。

島耕作とほぼ日のこれから

常見 「ほぼ日手帳」は次は何を目指しているのですか?

平野 ほぼ日手帳は今年から「LIFEのBOOK」いうコンセプトを掲げています。
これをもっと浸透させたいです。手帳という形はしていますが、手帳というものの概念から飛び出たいですね。

常見 楽しみにしています。海外展開などもできたらクールですね。私はこれまで別の会社の手帳を使っていましたが、これからはこれにします。そして島耕作の未来はどうなるのでしょうか。『名誉会長 島耕作』でしょうか。『相談役 島耕作』でしょうか。それとも『老人ホーム 島耕作』ですかね(笑)。想像が膨らみますね。

岩崎 弘兼先生はお元気ですので、期待していただきたいです。

常見 熱狂的なファンとして読みたいスピンオフのアイデアがたくさんあるのですが、またそれは後でお伝えしますね(笑)。上司だった中沢喜一さんとか同期の樫村健三のストーリーとか。中沢さんは、ファン多いでしょう?

岩崎 多いようですね。理想の上司として捉えられていますね。

常見 私、サラリーマン時代、会社に中沢さんみたいな人がいたんですよ。人事部長で。のちに、Jリーグのチェアマンになった村井満さんが、その人です。情熱と冷静さを両方持っている方で。すみません、余談でしたが。

岩崎 もっと新しい若い読者の方に読んでもらうというのが、これからも大きな目標ですね。ありがたい話で、新入社員に上司の方がすすめてくださるというケースも多くあるようですが、私たちも今回のコラボのように色々と仕掛けていきたいと思います。

常見 なるほど。その上司はちゃんと島耕作を読んでいるからこそ、すすめるのでしょう。島耕作が素晴らしいのは、しょうもないところも含めて、「サラリーマンの醍醐味」を描いていることです。私はサラリーマンに絶望していません。社会を動かしているのは、ウルトラマンではなく、サラリーマンです。

そして今回の『学生 島耕作』を読めば、いつの時代も変わらぬ普遍の「学生の悩み」が見えてきます。

最後に僕は声を大にして言いたい!「人生で大事なことは、すべて島耕作で学んだ」と。そしてその「人生」を「LIFEのBOOK」である「ほぼ日手帳」に記せば、毎日がスペシャルです!今日は貴重なお時間ありがとうございました。義務教育に島耕作を!

一同 ありがとうございました!

いやあ、思わずファン視点で熱く語ってしまった。『学生 島耕作』は本当に、作品がイキイキしていて面白い。もちろん、昔の青春像を今の若者に押し付けるつもりはない。ただ、読めば元気になる本である。そして、ほぼ日手帳で私は、日記をこっそり読む楽しみを味わっている。ぜひ、この神コラボ、手にとってもらいたい。
あぁ、よかった。私は島耕作×ほぼ日のコラボがある時代に生まれて、本当によかった! 

 

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