イオン陸前高田に学ぶ、優良顧客の集め方

ローソン×アマゾン提携の狙いを誤解するな

東洋経済オンラインに集いし労働者、学生、市民諸君!若き老害こと常見陽平である。
12月17日配信の「『ボッチ』のためのクリスマス年越し講座」に続いて、今回もサプライチェーンコンサルタント坂口孝則さん(写真右)との対談をお届けする。前回は独身で交際相手もなく、クリスマス・年末年始の予定もないセカンド童貞・処女と化しているビジネスパーソン諸君がコンビニを活用して楽しんでもらうためのノウハウを伝授した。
この非リア充救済企画は、意外な結論に達した。それはコンビニの安いおせちやチキンのコンボをワイワイ集まって食べて楽しむ、「集まり消費」のスタイルが広がってきているため、「正真正銘のボッチ」以外は孤立を回避できるのではないかというものである。
第2回は「集まり消費」はなぜ広がっているか?企業はどう取り組んでいるのか?考えることにしよう。

「3.11」以後の「集まり消費」

常見 前回の議論をまとめると、クリスマス年末の過ごし方として「安くみんなで過ごす」という新たな動きがあるということでした。これには何か理由があるのでしょうか。

坂口 百貨店の方から聞いた話では、やはり「3.11」がきっかけとなっているようです。

常見 東日本大震災ですね・・・。

坂口 「3.11」以降、人と集まる機会を大事にしようということで「年末は仲間と、年始は家族と集まる」ようになった人が多いようです。 

私個人としては「つながり消費」はかなり雑に使われていて、好きな言葉ではないのですが、百貨店の方が現場感覚でそう仰っていたのが大変に印象的でした。まさに常見さんが前回指摘された「集まり消費」だと言えると思います。

常見 最近、みんなが集まりたがっているように感じています。それは結婚式というイベントにも顕著に表れていて、リクルートの『ゼクシィ』編集長に以前聞いたのですけど、2000年代後半から結婚式が「若者の出陣式」と化しているそうです。

1990年代後半に「ジミ婚」のトレンドがありましたが、2000年にミレニアム婚でまた盛り上がり…。現在は厳しい時代を頑張って生き抜こうという「若者たちの決起集会」となっているそうです。

坂口 決起集会ですか(笑)

常見 そうです。実際に行ってみても、フェイスブックでつながっている若い世代の結婚式を見ても、「集会感」がありますね。ノリとしてはEXILEやAKB48的です。ややヤンキーっぽいというか。結局「インターネットの時代」と煽られても、オフラインで集まることの価値は普遍で、むしろ見直されているような気がしますね。

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