「みんなが使えて、欲しいもの」
常見陽平(以下、常見) 最初に言いたいことがあります。今回は、この「神コラボ」に感動しました。島耕作ファンとして、たまりませんよ、これ。私は、この商品の発売の噂を聞き、いてもたってもいられず、アマゾンで、秒速で予約しましたが、ちゃんと買えて安心しました。このコラボは、どのような経緯で生まれたのでしょうか?
講談社イブニング編集部・岩崎志子(以下、岩崎) 私たち講談社からご提案させていただきました。
きっかけは『学生 島耕作』のスタートです。「脱サラリーマン」の学生編がはじまり、より多くの人に作品を知ってもらうために、第1巻が発売するタイミングで「何かコラボアイテムをセットにできないかな?」という話が持ち上がったんです。
そこで「みんなが使えて、欲しいものはなんだろう」と考えた時に、「ほぼ日手帳だ!」ということで盛り上がり、さっそくご相談しました。
常見 これ、学生っぽい、しかも島耕作が通っているという設定の早稲田大学っぽくて素敵です。
岩崎 単行本の限定版、特装版の制作を担当している弊社の角谷(謙二)が島耕作と同じ早稲田大学出身ということもあり、連載開始当初から「何か単行本に付けましょう」と積極的に声を掛けてくれたんです。
常見 稲門なのですね?
講談社ライツ事業局・角谷謙二 はい。せっかくなので早稲田らしさのあるアイテムを付けたいなと。
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