「ボッチ」のためのクリスマス年越し講座 1人で安く楽しむ至極のコンビニ食はこれだ!

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東洋経済オンラインに集いし、労働者、学生、市民諸君!「若き老害」こと常見陽平である。
おい、そこの独身!そう、お前だよ。交際相手がいなくて、クリスマスも年末年始もデートの約束がない、ひとりぼっちの君に私は武器を配りたい。コンビニを活用して一人でもクリスマス、年末年始が寂しくならないためのノウハウを。
TBSラジオ「Session−22」で共演し、「この人は、プロだ」とその知識、スキルに驚愕したサプライチェーンコンサルタント坂口孝則さん(写真右)との対談をお届けしよう!

重箱にチキン?おせちは元旦を待たない若者たち

常見陽平(以下、常見) クリスマス、年末年始が迫ってきました。ハロウィンが終わったら、もうクリスマスモード。デパ地下ではおせちのコーナーも目立っています。

坂口孝則(以下、坂口) 先日、年越し関連で、百貨店を取材していて「おせち」について面白い話を聞いたんですよ。

常見 おせちは「年越し」というより、年明けてから「元旦」の話のような気もしますが・・・。

坂口 そこに変化があって、実は今の若者には「元旦を待たずにおせちを食べる」というトレンドがあるようです。

常見 なんと!フライングゲットならぬ、フライングイート。どれだけ、年始が待ち遠しいのでしょうか。みんなで集まってワイワイ。リア充ですねえ。

坂口 ボッチには大変、世知辛いですが、「年末に仲間と集まり、盛り上がりながらおせちを食べる」若者が増えているようです。さらにおせちの中身にも、「ワイワイ集まって食べる」スタイルが反映されていて、重箱を模した容器には入っているのですが、中身がオードブルのようなものがあるようです。

常見 重箱を開くと、栗きんとんや昆布ではなく、フライドチキンがあるわけですね。でも、お高いんでしょう?

坂口 価格に関しては、低価格路線と高級路線の「二極化」ですね。おせちの予算は平均すると約1万円です。ただ、お気づきのように、これは統計のマジックでして、売れているのは「2000円以下」の低価格品と「7万円以上」の高級品に二極化しています。

「2000円以下の低価格路線」においては、コンビニのいわゆる「1980円おせち」が強いです。数ベースでは、全おせちの中でも、セブン-イレブンのおせち売り上げがナンバーワンです。

一方で「高級なおせち」に関しては、2013年末に和食がユネスコから「無形文化財」に指定されたものの、和食関係の不祥事が続いたこともあって、今回のおせちシーズンは「料亭の逆襲の年だ!」と力が入れられています。これらの高級おせちは渋谷、新宿、銀座の百貨店を中心に売れています。 

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