セブン、「免税コンビニ1号店」に透ける深謀 ローソン、ファミマが様子見の中で先行出店
「Enjoy tax-free shopping at 7-Eleven!(セブン-イレブンで楽しく免税ショッピングを!)」。店内に置かれたパンフレットには、こんな文字が躍る。
浅草寺雷門。平日の昼過ぎでも多くの人でにぎわう、東京有数の観光名所だ。その目の前の交差点を渡ったところにある、セブン-イレブン浅草雷門前店(東京都台東区)。一見、免税店とは気づきにくいが、入り口の自動ドアには確かに「TAX-FREE(免税)」のポスターが貼られていた。
店に入ると、すぐ目の前に「TAX-FREE COUNTER」と書かれた免税会計の専用レジが現れた。店内の一角には、日本土産にオススメの品を集めたコーナーがあり、洗顔料や化粧水といった日用品、チョコレートなどの菓子がところ狭しと並べられている。
QRコードで15カ国語に対応
一部の商品には、15カ国語で商品説明が見られるQRコードも値札に付いており、スマートフォンをかざすと商品の説明が見られる仕組みになっている。また、カップラーメン売り場には「本店人気第一」と中国語の手書きの宣伝が添えられていた。
コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンは、12月からこの浅草雷門前店を含む計2店舗で消費税の免税サービスを始めた。洗顔料などの日用品を中心に土産物をまとめ買いしていく外国人観光客の需要を取り込むのが目的だ。今後は観光地を軸に、最大で1000店規模まで増やしていく。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら