イオンが救った後も、営業赤字が続いていた
1957年に創業したダイエーは、1970年代にかけて大きく発展し、全国のスーパーマーケットを傘下に収めながら規模を拡大していきました。ところが、1990年代後半から業績が急速に悪化しはじめ、子会社のローソン、プランタン銀座、ハワイのアラモアナ・ショッピングセンターなどを次々に売却。有利子負債の額は2兆円を超える規模にまで膨らんでいました。そして、2004年には実質的な経営破綻に陥ったのです。
経営が厳しくなると、「クラウンジュエル」と呼ばれる、企業が保有するピカピカの価値ある資産を売却します。ダイエーは、ローソンやプランタン銀座などを売り始めた時点で、すでに末期的症状だったのです。
その後、イオンが救ったことで何とか持ちこたえていましたが、やはり経営がうまくいかず、営業赤字が続いています。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら