集中力アップには「3大欲求」をうまく使え ご飯もトイレも、「ご褒美」に変えられる

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ご褒美がないと頑張れないのは、人間も同じです(写真:F1Online / アフロ)

学生時代だけでなく、大人になっても勉強は続く。ただ、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの試験勉強は大きな壁となる。この連載では開成→東大→司法試験一発合格という「試験突破のプロ」鬼頭政人・資格スクエア代表が、悩めるビジネスパーソンからの勉強相談に鋭く切り込みアドバイスする。著者への勉強相談はこちらのフォームから!

鬼頭さんの著書『頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである』(KADOKAWA/中経出版)も発売中
【勉強相談vol.5】 集中して勉強できる環境がなく、困っています
会社の昇進に必要ということで、英語の試験勉強に励んでいます。ただ、私には妻と4歳と2歳の子どもがおり、休日自宅で勉強をしようと思うのですが、子どもが騒がしくて勉強になりません。
そこで、カフェで勉強しようと出掛けるのですが、今度は周りの客同士の話が気になってしまいます。
どこか集中して、誰にも邪魔されずに勉強が出来る場所はありませんでしょうか。また場所に限らず、休日・平日、朝・夜など、勉強に向いているシチュエーションというものがあれば、教えてください。
(35歳、男性、会社員)

 

待っていても、白馬の王子様は来ませんよ

4歳と2歳のお子さんがいらっしゃるとのこと、家で勉強できない事情、お察しします。私にも3歳と0歳の子がいますが、家で勉強しようものなら、子どもからのちょっかいはもちろん、妻からの「家事手伝ってよ!!」「休日くらい子供と遊んでよ!!」光線が飛んでくるから、勉強はなかなか難しい。

だからといって「この環境では勉強できない」というのは、言い訳にすぎません。ご質問者様の問題は、「勉強に集中できる環境」がすでにあって、そこに行く、その時間に勉強する、という受け身の姿勢です。理想的な白馬の王子様が迎えに来てくれるはずなどないのです。現実を見ましょう。

「集中できる環境に恵まれない」という逆境に立たされているときほど、「集中できる環境を自分で作り出す」必要があります。自ら勉強に緩急をつけて、集中できるようにするのです。そして、勉強に集中できる環境作りにおいてもっとも重要なのが、「生理的欲求とうまく付き合う」ことです。

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