学生時代だけでなく、大人になっても勉強は続く。ただ、家庭や仕事を抱え多忙な社会人にとって、資格や英語などの試験勉強は大きな壁となる。この連載では開成→東大→司法試験一発合格という「試験突破のプロ」鬼頭政人・資格スクエア代表が、悩めるビジネスパーソンからの勉強相談に鋭く切り込みアドバイスする。著者への勉強相談はこちらのフォームから!
待っていても、白馬の王子様は来ませんよ
4歳と2歳のお子さんがいらっしゃるとのこと、家で勉強できない事情、お察しします。私にも3歳と0歳の子がいますが、家で勉強しようものなら、子どもからのちょっかいはもちろん、妻からの「家事手伝ってよ!!」「休日くらい子供と遊んでよ!!」光線が飛んでくるから、勉強はなかなか難しい。
だからといって「この環境では勉強できない」というのは、言い訳にすぎません。ご質問者様の問題は、「勉強に集中できる環境」がすでにあって、そこに行く、その時間に勉強する、という受け身の姿勢です。理想的な白馬の王子様が迎えに来てくれるはずなどないのです。現実を見ましょう。
「集中できる環境に恵まれない」という逆境に立たされているときほど、「集中できる環境を自分で作り出す」必要があります。自ら勉強に緩急をつけて、集中できるようにするのです。そして、勉強に集中できる環境作りにおいてもっとも重要なのが、「生理的欲求とうまく付き合う」ことです。
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