フランス東部のヴォージュという町でフランス家族の家に受け入れられた、あるウクライナ人のインタビューは、自分たちが生きてきた国から逃げなければならないというすべての難民の人たちの気持ちを表現していた。
女性、子ども、高齢者という構成の家族
サシャという名前のウクライナ人で、両親はベラルーシとの国境の近くの地方のウクライナの町に残っている。両親は毎日寒さと恐怖に苦しみ、日々状況が悪化していく中、とてもつらい環境で暮らしているという。
一方、サシャは6カ月の赤ちゃんを含む家族とともにフランスまで避難してきた。今後はいったいどこに住むつもりなのか聞かれると、サシャは、おそらくウクライナの状況が落ち着いたとしても、フランスに残ることになるだろう、と答えた。そしてサシャは現在、フランス語の習得に励んでいる。
こういった証言はフランスにたどり着いた多くの家族においても当てはまるだろう。でも今回のウクライナ人の家族は、女性と高齢者と子どもだけで、男性はウクライナに残って戦闘に参加しているというケースが多い。家族の未来は戦争の前線から届く報告に毎日翻弄されることとなる。
くみ:ポーランドや東欧の国では、避難してきたウクライナ女性を助けるふりをして騙す、といった被害もすでに報告されているけれど、ウクライナから命からがら逃れる人々が安心して生活できることを何より望んでいるわ。
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