角田:そう。そこから「僕」という人間がわかってくるじゃないですか。
加藤:次は「じゃあ映画○○では感動しないの?」と話が膨らんでいくしね。
準備次第で「会話の主導権」を握れる
角田:仮に面接官も『さらば宇宙戦艦ヤマト』を観ていて、「でもあの場面は特攻隊を彷彿とさせますよね」みたいな方向にいったら、「いや、自分はこう思います」みたいに答えられる。政治の話に転んでも、文化の話に転んでも、個人的な思い出の話に転んでも、どうとでも展開できる。こちらがある意味で話の主導権を握れるんだ。
加藤:なるほどね。加藤がはじめに答えた「準備ができているかどうか」という話も、今の角田くんの話に近いところがあるな。今までにその話題をどれだけ話してきたか、考えてきたかで、咄嗟に出てくる受け答えが決まってくるよね。そういう意味ではある種の試合に近い。
でもあえて言うなら、自分が決めたセリフを、誰に対しても同じように言っているだけではもったいない。相手によって言い方を変えてみるとか、尊敬する人も変えてみるとか、そういうお試しがあってもいいよね。
角田:それはそうだよ。「尊敬する人は?」という質問に対して、べつに「自分の父です」とも「会社の上司です」とも答えられるし、そこから話を膨らますことはもちろんできる。
加藤:芝居に例えるなら、話のコアはあるんだけど、アドリブを利かせられる感じで話せるといいのかもね。

