燃えるゴミは3カ月に1度しか出さない人の「末路」 ゴミを減らしたら増えていく「意外なもの」

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片付け本の名著『人生がときめく片づけの魔法』には、片付けを依頼された家で遭遇する大量のストック品に驚く著者の様子がつづられている。

歯ブラシ60本、ラップ30本、トイレットペーパー80ロール、綿棒2万本……こうなるとたぶん、これを使い切る日は永遠にこないであろう。なぜなら使う分を上回る勢いで「補充」されていくことはほぼ確実だからだ。おトクなものを一生懸命買った結果、お金も品物も無駄にしてしまうという、実に矛盾した結果を招いてしまう人が決して少なくないことがよくわかる。

しかもおそらく本人は「頑張っている」つもり満々なので、その悲しい矛盾になかなか気づくことができない。

いや……なんという恐ろしい現実だろう!

でも大丈夫。ここで登場する強力な助っ人がエコなのだよ。

エコであるということは、一言でいえば「ものを無駄にしない」ということだ。モノもエネルギーも、できるだけ少ないものを大切に使い続けて生きる。

クルマにたとえるなら、ガソリン1リットルで地球を3周くらいしちゃうようなウルトラ燃費のいいクルマになるようなもんで、となれば当然、ガソリン代なんてほとんどいらないわけでして、ヒトとてそれと同様、エコを極めていけばいくほど、単価が多少高かろうが、お金を使わない方向になっていかざるをえないのである。

そう肝心なのは、買うモノの単価を下げることではなくて、買うモノの量を少なくすること。その発想の転換とアイデアをひねり出す上で、エコであろうとすることは最も単純で強力なモチベーションになる。

「消耗品」をほぼ購入しない家

ということでまたも前置きが長くなってしまったが、いよいよ、私がそのモチベーションの下でどれほど少ないモノでキャッキャと暮らすことに成功しているかの一例をお示しさせていただこうと思う。

まず、わが家では「消耗品」というものをほぼ購入しない。

ちなみに消耗品とは何かというと……と書こうとして、もう6年以上消耗品を買っていないのでそもそもそれが何だったかを忘れてしまったことに気づく。なので慌ててネットを検索し、とある主婦の節約ブログを参考に、その一覧を拾ってみた。

シャンプー、リンス、化粧品類、ティッシュ、トイレットペーパー、食器用洗剤、洗濯用洗剤、ハンドソープ、ボディーソープ、ラップ、アルミホイル、歯ブラシ、歯磨き粉、トイレ掃除洗剤、パイプ掃除洗剤、ゴミ袋、ハイター、日焼け止め、虫除け、フローリング掃除用洗剤、防虫剤、消臭剤、油汚れ用洗剤、お風呂カビ取り、スポンジ

ちなみにこれは節約ブログを参考にしたので、一般の人よりはかなり「少なめ」なリストであると思われる。

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