小渕優子氏、「経産相辞任」でも残る不安

違法行為であることは明白なだけに・・・・

10月20日、辞任後の会見を終えて退出する小渕優子氏(写真:AP/アフロ)

小渕優子氏が10月20日、経産相を辞任した。関係政治団体による政治資金の不透明な支出について週刊新潮が報じたことをきっかけに、第二次安倍改造内閣が「目玉」とした「輝く女性の活用」の一角はあっけなく崩れ去った。

2012年の政権奪還後、高支持率を維持するなど順調な様子を見せていた第二次安倍内閣だが、9月3日に内閣を改造した後は問題が続出している。とりわけ狙われたのは5人の女性閣僚。山谷えり子国家公安委員長や高市早苗総務相はネオナチ団体の構成員とされる人物と写した写真が流出し、松島みどり法相は地元の選挙区で配布した団扇が「利益供与ではないか」と国会で追及された。

事前には夫・克陽氏に関する怪文書も

小渕氏についても「前兆」がなかったわけではない。実はその少し前、TBSに勤務する夫・克陽氏に関する怪文書が永田町に流されていた。ただそれはたいして広まらず、重視されることはなかった。選挙にめっぽう強く党内の評判もいい小渕氏は「将来は女性首相に」と強く期待されており、多少の波風なら吹き飛ばす勢いは十分にあった。その前途を妨げるものはなにひとつないように見えたのだが……。

記事を掲載した週刊新潮は10月16日に発売されたが、当日の夕刻、新藤義孝前総務相のパーティーが都内のホテルで盛大に開かれた。森喜郎元首相をはじめ、稲田朋美政調会長、額賀福志郎元財務相などそうそうたる面々が集まった。現職の閣僚としては高市総務相、塩崎恭久厚労相、岸田文雄外相などが顔を出し、盛会を祝って挨拶している。

しかし小渕氏はその姿を見せなかった。会場に取材に来ていた関係者はこう言った。「もう小渕氏は絶対絶命だ。こんな公式の場に出て来られるはずがない。あんなに明らかな公職選挙法違反は他にないんだから」。

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