東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #高城幸司の会社の歩き方

就活戦線の大穴、「秋採用」を狙え! 就活後倒しの余波で、戸惑う人が続出

6分で読める
  • 高城 幸司 株式会社セレブレイン社長
2/3 PAGES
3/3 PAGES

「時間をかけて選考をしてきたのに、裏切られたような気分です」

と話してくれました。ただ、何とか元気を出していただくべく、これからできる新卒採用の手法を紹介してみたのですが、

「もはや予算がありません。追加申請をしても、しかられて却下されるだけです」

とのこと。予算ゼロで大学を回って、採用活動を地道にするようです。何とか学生が採用できるといいのですが……と願うことしかできません。

秋になっても、就活を継続する内定持ち学生が10%

では、どうしらたいいのか? ひとつのアイデアですが、夏までの採用をあきらめて、秋から勝負をかける方法を試みてはどうでしょうか(中小企業に限った話ですが)。秋時点(10月)で学生の内定率は80%前後になっています。ただし、大学生全体の就職活動実施率はまだ30%以上あるといいます(リクナビ調べ)。つまり、内定を持ったままで就職活動を続けている学生が、全体で10%以上いるのです。

春・夏の激しい戦いで勝ち残るための努力をするのが一般的ですが、秋の段階から参戦して、集中的に採用活動してみるのは意外と有効かもしれません。体育会系の学生や留学生の中には、秋から就職活動を開始する学生もいます。さらに、春・夏の就職活動では高望みしすぎたことを大いに反省して、

「自分のやるべき道が現実的に見えてきた気がします」

と秋の採用活動までに、大きく成長を遂げる学生もいるようです。

ちなみに当社がコンサル業務でかかわるメガネ業界の大手企業は、春・夏の選考で落ちた学生に秋にリベンジ応募ができる仕組みがあります。そして、秋の選考で高い評価を受けて採用に至るケースがいくつもあるとのこと。学生は就職活動を通じて大いに成長しているのがわかる話です。

このように、いっそ春・夏のスケジュールを考え随、秋に勝負をかける企業がもっと出てもいいのではないでしょうか。可能性は大いにあると思います。
 

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象