「痛ネイルが終わった後に、描かれたキャラクターを見ながら
『これで1カ月がんばれる~。仕事中、ネイルを見てがんばろうと思うんです』
とか言ってもらえると、やっぱりうれしいですね」
2020年6月にはじめて、すぐに食べていけるだけの収入を稼ぐことができた。
ネイリストとしては順風満帆なスタートを果たした結木さんだったが、不安もあるという。昨年から、1人のネイリストが結木さんのネイルサロンで働き始めている。
今年にはさらに2人のネイリストが入り、合計4人で働くことになるという。
「いよいよ『団体行動が苦手』とも言ってられない状況になってきました。一緒に働いている女性にとっては、私はとてもやりにくいタイプの人間だと思います。いつも心の中で『ごめんね』と思っています。
今年は自分が人間としてもう一回り大きくなるような試練が訪れるんだろうな、と覚悟しています」
何にもなれなかった私だけどいいところに落ち着いた
結木さんは今後、どのように自分のネイルサロンを育てていきたいと考えているのだろうか?
「最近はツイッターも更新していないので、集客は段々弱くなっていくと思います。ただ戦略とかはあまり考えてなくて、いきあたりばったりでやっていこうと思ってます。先程も言いましたけど、私にはなぜか、
『どうにでもなるじゃーん』
という謎の余裕感があります(笑)。
ネイリストという職業については、
『小さい頃から何かになりたかったけど、何にもなれなかった私だけど。でもその割には、いいところに落ち着いたじゃん?』
くらいに思ってます」
そういうと結木さんは人好きする笑顔で笑った。
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