俳優⇒冷蔵庫マンに転じた60歳が得た最高の天職 還暦を迎えた男は今でもブレークを狙っている

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若い頃は俳優として活動した彼はいまピン芸人「冷蔵庫マン」(左)に扮する(筆者撮影)
これまでにないジャンルに根を張って、長年自営で生活している人や組織を経営している人がいる。「会社員ではない」彼ら彼女らはどのように生計を立てているのか。自分で敷いたレールの上にあるマネタイズ方法が知りたい。特殊分野で自営を続けるライター・村田らむが神髄を紡ぐ連載の第99回。

かつては俳優・飯塚俊太郎としても活躍

冷蔵庫マンさん(60)はワハハ本舗に所属するピン芸人だ。

その名の通り冷蔵庫に扮装し、

「ヒエヒエヒエ~」

と冷蔵庫の中に入っている物でギャグをする。

「笑いで温まった会場を冷やす」

というやや悪役のキャラクターなのだが、人間味があって見ていてほのぼのする。

このインパクトのある姿で『エンタの神様』などの人気番組に出演しているので見たことがある人も少なくないだろう。

また冷蔵庫マンさんは、かつては本名の飯塚俊太郎名義で俳優として活動していた。そちらで目にしたことがある人もいると思う。

とはいえ、冷蔵庫マンさんは誰もが知るお笑い芸人ではない。冷蔵庫マンさんは現在60歳、還暦を迎えている。

2021年のM-1グランプリでは、錦鯉の長谷川雅紀さんが50歳の最高齢で王者に輝いたことで話題になったが、冷蔵庫マンさんは彼よりも10歳も上になる。

それでも冷蔵庫マンさんはとてもマイペースで、楽しそうにお笑いをしている印象がある。

ブレイクしていないのに、それでも自分の居場所を作って芸人の活動を続けているのは実はすごいことだと思う。

今回は、冷蔵庫マンさんに冷蔵庫マンはどのように生まれたのか? そしてどこに行くのか? を聞いた。

冷蔵庫マンさんは千葉県の野田市に生まれた。両親は公務員で非常に安定した家庭だった。姉といとこ弟の3姉妹と女性に囲まれた幼少期だったという。

「自分で言うのもなんですけど笑顔の可愛い少年でした。女性たちにちやほやされてかわいがられて育ったせいでついた甘え癖が、今でも残っているかもしれません。

生活自体はとてもつつましく、節約を旨としていて、こちらはいい癖として今も残っています」

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