プロが教える!「SNSの誹謗中傷」で病まないコツ 批判コメントはこう分解して対処する

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批判的なコメントはだいたい以下の4つに分けられます。

①主張したことについて、そもそも違う意見だと言われた場合
②文章そのものが読みにくいと言われた場合
③先方にムシャクシャすることがあって、誰でもいいから絡んでみたかった、という場合
④本来届かなくてよい読者に届いてしまった場合

1つずつ、考えていきましょう。

①意見が違う

まず、①の「意見が違う」とか「自分は反対のことを考えている」ケースは、これ自体に落ち込む必要はありません。

発信をするということは、主張を世に問うことでもあります。池に新しい石を投げて、そこにどんな波紋が起きるか、と考えながら発信している側面もあります。

反対意見があるということは、そこに議論が生まれることなのでいいことだと思うし、書き手としても全然考えたことのなかった意見をいただくと、新しい思考が生まれるので、それはそれで面白いと感じます。

ただ、注意しなくてはいけないのは、「自分は、そんなことを書いていないのに、反論された」というケースです。

この場合は、自分が書いた文章が、どこかで誤読されています。読者に誤読が生まれるということは、なんらか文章の書き方を工夫すれば避けられたことです。こういったときは、「誤解を生んだ場所はどこだろう」と、読み返して特定するようにします。

ちなみに、こういうケースで誤読された文章を特定すると、一文が長くて誤読されているケースが8割くらいあります。

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