プロが教える!「SNSの誹謗中傷」で病まないコツ 批判コメントはこう分解して対処する
ただし最近はウェブ媒体も、元媒体を離れてさまざまな外部媒体で掲載されたり、SNS経由で記事単独で見られることも多いので、書籍同様パターン④のケースに遭遇することが増えました。
過去に、20代の女性向け媒体に書いた記事がニュース媒体に転載され、「この筆者はなぜ女性のケースだけを書くのか。男性についても書くべきではないか。けしからん」といったお叱りを受けたことがあります。
まあ、これは「知らんがな。あなたに向けて書いてないがな」と思うほかないのですが、でもまあ、このコメントを書いた人にも責任はないので、やはり目をつぶって成仏を祈ります。
売れている本にも低評価が多いからくり
ちなみに、Amazonに関していうと、売れている本ほどレビューの評価が低いということも多くあります。
あまり売れていない本は、作家のコアファンにしか読まれていないので星5つになりやすい。けれども、売れている本は、ファン以外にも届く。というか、ファン以外にも届いたからこそ、売れたわけです。すると当然、「この本はタイプじゃない」と感じる人も多くなる。するとレビューが荒れ始め、低評価が増えることがよくあるわけです。
もちろん、例外もあります。たとえば『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)はダブルミリオンを超えていますが、レビューも多く評価もいい。そういう本もあるけど、一般的には反比例の関係になることが多いです。
私は、初めて本を出す著者さんには必ず、「Amazonレビューが荒れ始めたら、多くの人に読まれ始めたということですから」と、お話しします。
こういった傾向を知っていると、「批判コメントが多いということは、それだけ多くの人に届いた(届いてしまった)ということだ」と思えるので、心を守るのに一役買ってくれます。
批判的なコメントとの付き合い方は、この時代、避けて通れない課題ですし、何度もぶち当たる課題です。こういった課題に対しては、一度対処法をとことん考えて、暫定解を持っておくのがよいと思います。
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