まずは、外観の変化から見ていこう。ボディサイズは、全長4695mm×全幅1730×全高1895mm。これまではエアロモデルのみ全幅1700mmを超えていたが、4代目では全グレードで車幅を拡大。TNGAプラットフォーム(GA-C)の採用により、全車3ナンバーを果たし、室内空間を広げている。全高は70mmアップした。
フロントマスクは、ノア/ヴォクシーともバンパーグリルを拡大。それぞれ先代のテイストを残しながら、よりアグレッシブになった。
トヨタでは「ノアは『堂々・モダン・上質』と『王道・アグレッシブ』の2つのキーワードに、ヴォクシーは『先鋭・独創』をキーワードとして、特長をより際立たせた個性的な3つの世界観でデザインしました」としている。
サイドビューは、より抑揚のあるデザインに。リヤは、コンビネーションランプを縦長から左右につなげた形状とし、ワイドさを演出する。なお、ノアには従来どおり標準モデルも用意されるが、ヴォクシーはエアロモデルのみとなった。
質感と豪華さが追求されたインテリア
インテリアは、メーターやセンターコンソールなどの基本的な配置は変えずに、デザインを一新。金属調フレームにソフト素材を巻き付けた姿をイメージしたというインストルメントパネルは、どこか2021年7月に登場した2代目「アクア」にも通じるデザインだ。
7人乗りモデルに採用される2列目キャプテンシートには、クラス初をうたうオットマン機構とシートヒーター、折りたたみ式大型サイドテーブルなどを装備。「アルファード」のような豪華さが求められた結果だろう。
8人乗りモデルは、6:4分割チップアップ機構がついた3人掛けベンチシートを採用する。3列目は、形状こそ先代と大きく変わらないが、先代比70mmアップの全高と、同75mmアップの左右Cピラー間距離(1295mm)により実際の快適性は大きく向上しているだろう。
また、乗降性をサポートする「ユニバーサルステップ」をパワースライドドア装着車に設定。
これは、助手席側スライドドアをあけると、ドア下部からせり出してくるステップだ。また、フロントドア下側に足を出し入れすることでスライドドアが自動で開閉する、「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」もパッケージオプションとして設定する。
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