2社を経て、約2年ぶりに出戻り転職
今回話を聞くのは、HENNGE株式会社に勤務する中島義雄さん(38歳)。ビジネスクラウド・セキュリティ分野にて企業のSaaS化を支援する同社に、中島さんが最初に入社したのは2014年9月のことで、その時の職種はサービスの導入担当。以降、人事を兼任しつつ、事業運営を行うポジションに移り、退職時には主力サービスの事業責任者として約80人ほどの部署を取りまとめていた。
退社したのは2019年。理由は大きく分けて2つあり、”組織の意思決定スピードの鈍化”と”自分自身のキャリアへの期待”だった。
「当時は、組織の変化のスピードが遅くなっていると感じていました。あまり大きな声では言えませんが、HENNGE(へんげ)という社名なのに……と思っていたこともあります(笑)。
また、事業責任者を務めたことも、退職に影響していました。やるべきことはやったという感覚があったんです。良くも悪くも、自分のキャリアの先が見えたと感じていました」
そんな時、急成長中の企業で働く友人から、会社を手伝ってほしいと声がかかった。
「その会社は周囲が目を見張るほど急成長している会社でした。売り上げ・サービスが拡大している一方で、組織の整備は追いついていなかった。当時の自分は、今以上にインプット欲が強い性格でした。組織課題を聞いてワクワクしちゃったんです」
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