男と女「話が通じない」であきらめないで 「自分と同じ」と思うからトラブルに

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結局のところ、男とか、女とか、論理的とか、感情的とか、そういった分類は単なるツールにすぎません。

要は「自分とはまったく違う考え方・話し方の人が、世の中には存在する」ということ。

性別に限らず、あなたにとっての常識は、相手にとっての常識ではない可能性が、十分にあるということ。

ならばどうするか?

「自分とは違う人」と一緒に働くには?

もちろん簡単なのは「同じ人とだけつるむ」という選択。効率的ですし、話は早いし、ストレスもたまらない。ですが、実際のビジネスの現場ではそうもいきません。

さらに言えば、勝手に「あなたと私は同じ」と思い込んで話を進めようとするから、行き違いや誤解が生まれ、思わぬトラブルにつながるのです。

望ましいのは「違う考え」の存在を認め、面倒くさくても話し合い、時には相手に合わせて、粘り強く合意を形成していくこと。つまり「話なんて通じない」前提で、コミュニケーションに向き合うことが大事。

先ほどの中学生の例ではありませんが、人間ではない相手とイチから言葉を交わすようなエネルギーと初心が、対人コミュニケーションにおいては欠かせないのです。

五百田 達成 作家、心理カウンセラー

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いおた たつなり / Tatsunari Iota

米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー、株式会社 五百田達成事務所代表。35万部を突破した察しない男 説明しない女シリーズ、『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション心理」「職場の人間関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。

 

 

 

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