部下をねぎらうときの鉄板フレーズ 管理職の的外れなセリフがモチベーションを奪う

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 女と男はなぜすれ違うのか? なぜ話が合わないのか? あの人はいったい何を考えているのか? どうしてあんなことを言ったのか? この連載では、今、職場で起きているリアルな「女と男の探り合い」を、社会心理や生声エピソードなど、さまざまな視点からひもといていきます。

結果重視の男性

私は先月、最新刊『察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を上梓しました。この本では、男女のコミュニケーションスタイルの違いを基に、シチュエーション別に「こういう場面では、こういうセリフを言っておけば間違いない」というフレーズを計37×2、紹介しています。今回は、その中からいくつかピックアップして紹介しましょう。

まずは部下の仕事をねぎらう場面。当コラムでも何度も触れているように、子どもの頃から野球やサッカーといったチームスポーツに慣れ親しんでいる男性は、「2対1で負けた」「13対2で圧勝した」など、勝ち負けと、得点・数字に敏感です。

そのため、男性部下を褒める場合は「よく○%増のノルマを達成できたな」「○年前で○億円の契約なんて、聞いたことがないよ」など、相手の「勝利」を具体的な数字で強調するといいでしょう。

過程重視の女性

一方、女たちにとって、それらの褒め言葉は、それほどうれしいものではありません。

女性は「みんなで一丸となってプレゼンの準備をしたこと」や「泊まり込みでイベントを運営したこと」など、学園祭・文化祭のようなプロセスの部分を大切にします。

もちろん、その結果、プレゼンで勝つことができたり、イベントが成功したりすればうれしいことにはうれしいのですが、男性ほどの「おりゃー!!」という感動はないようです。

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