1つめは「調味料」です。スーパーの売り場に行けば、調味料がずらりと並んでいますが、みなさん「こだわって」選んでいるでしょうか?
「おいしい家ごはん」への投資①「調味料」にこだわる
「安部ごはん」の軸となるのは、私が15年かけて考案した「5つの魔法の調味料」です。
どの家庭にもある調味料を混ぜ合わせて、簡単に5~10分程度で作ることができます。「これさえあれば、100品ほどの和食が簡単に作れる」という、便利調味料です。
ただし、ここで注意していただきたいのは、元となる「調味料の選び方」です。同じ「魔法の調味料」を作るにしても、どんな「調味料」を使うかによって、大きく味が変わってくるからです。
たとえば「しょうゆ」。ひと口に「しょうゆ」といっても、その原材料や製法はさまざまです。
近所のスーパーで「しょうゆ」売り場を見ていただくとわかると思いますが、安いものと高いものとでは、同じ分量でも約7倍ほどの値段の差があることも少なくありません。
しょうゆは本来、手間と時間をかけて造られるものです。しかし、『「和食が好きな健康志向」の人も知らない深刻盲点』で詳しく解説したように、安く売られているしょうゆの中には「添加物を駆使したしょうゆ」があることも事実です。
「長期熟成の本物のしょうゆ」と「添加物を駆使したしょうゆ」の差は、魔法の調味料の1つ「かえし」を作ってみたときに、ハッキリと出ます。
「かえし」は、しょうゆと砂糖を混ぜ合わせるだけで作れるのですが、たとえば「鯛茶漬け」を作ったときに、「長期熟成の本物のしょうゆ」で作った「かえし」で作った鯛茶漬けは、しょうゆの風味が、鯛の淡泊な味とからむことで、絶妙な味のハーモニーが堪能できます。
その一方で、「添加物を駆使したしょうゆ」で作った「かえし」では、鯛茶漬けにしても、魚の生臭さが抜けず、おいしさが半減してしまいます。
原材料の表示に「アルコール」「調味料(アミノ酸等)」などと書かれていない「大豆、小麦、食塩」のみが原料のものを選ぶのが正解です。
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