「無添加を意識して、手作りの食事を心がけています」という人でも、よくよく話を聞いてみると、調味料には無頓着な場合も少なくないものです。
「国産」「有機」「特選」など、よさそうな言葉が強調されるパッケージに惑わされることなく、また「値段」だけを見るのではなく、「正しい知識」を持って、原材料や製法をしっかり確認してから購入するようにしてください。
「おいしい家ごはん」への投資②「調理器具にこだわる」
2つめの投資は「調理器具」です。「調理器具」は、食材や調味料と並んで、料理の出来栄えを大きく左右します。
みなさん、調理器具はこだわりをもって選んでいますか?
たとえば、私は「鍋」も調味料の1つだと思っています。なぜなら、いい鍋を使うと素材がおいしいまま保たれ、栄養の損失も少なくなるからです。
私が考える「いい鍋の条件」は、次の3つです。
②重さがあり、蓋がしっかり閉まる:「無水調理」「無油調理」も可能
③耐久性が高く、長く使える:厳選した鍋は一生モノとして使える
値段が少々高めでも、食事の満足感がぐっと上がるので結果的にお得です。
次に「包丁」も大切です。よく切れる包丁で刺身やトマトを切ると、ツヤが増し、余分な水分が出にくくなり、味にも見た目にも影響します。
加熱する場合でも、「切れない包丁」で切った食材は、火の入り方にバラつきが出てしまいます。「ステンレス製で芯が鋼のもの」が、手入れがしやすくおすすめです。
「鉄製のフライパン」も、1つ持っておきたいアイテムです。
選ぶポイントは「重さ」と「厚さ」。熱を均一に入れたいステーキなどには「厚め」を選びます。
テフロンなど加工したタイプが普及していますが、鉄のフライパンは耐久性抜群でお手入れも簡単、よく使い込むと焦げ付きにくくなり、炒め物、蒸し物、焼き物など、オールマイティーに使える「一生モノ」になります。
そのほか、「あたり鉢」(すり鉢)は、和え物やサラダを混ぜるときに使うと絡みがよく、味がよくなります。デジタルで防水タイプの「キッチン温度計」もあれば、揚げ物や蒸し物を失敗せずに作れて、おすすめです。
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