「仕事にSNSは必要か」と悩む前に知るべきこと

有利に働く人と働かない人にはある違いがある

社会人としてSNSとどう付き合えばいいか……。案外、悩んでいる人は多いのではないでしょうか(写真:manoimage/PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

社会人としてのSNSとの向き合い方を教えてください。
当方、20代半ばの新米社会人です。就職活動のときから会社によってはFacebookなどのSNSの利用をあまり勧めないとか、反対に積極活用していることが評価されたりとか、まちまちであることに違和感を覚えていました。とはいえ、バカッターじゃないですが、節度を守りつつ、という人が大半だとは思っています。
周りには転職活動に活かせないかと考えたり、独立のためのきっかけとしたいとして頑張っていたりする友人も多いですが、発展している人はいません。むしろ上司にSNSで絡まれたりして、嫌な目に遭っている人が多かったりします。
そう考えると意味がないのではと思いつつも、友人との連絡や近況シェアに便利なのでやめる勇気もありません。これって社会人として本当に役に立つのでしょうか?
MK

 

役に立つという前提でやるのではなく、あくまでも趣味の一貫であり、役に立てばラッキーぐらいの気持ちで取り組むのがよいのだと思います。

SNSに限らず、ツールに過度の期待を持つべきではありません。ツールはあくまでもツールですから、そのもの自体が役に立つワケでもありませんし、それによって何かが劇的に変化するわけではありません。コアというか本質があって初めてツールの良さが活かせるのであり、その反対ではありません。

つまり、自身の中身や本質が優れていない限り、ツールの活用そのもので本質が変わるわけでは決してないのです。

SNSで+αが生まれる人、生まれない人

頂戴した相談にのっとった例で申し上げると、SNSを活用すれば転職市場で有利に働くのではなく、転職市場において通用しうる経験とスキルを持った人がSNSを活用することによって、初めてプラスアルファが生まれるのです。

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そういったキラリと光る経験や、スキルを持っていないにもかかわらず、ツールであるSNSを活用することで、人脈を広げたり転職で有利に働くことを期待したりしても、本末転倒というものです。

したがってSNSにせよ何にせよ、そういった「ツールでしかない」という事実をまずは認識したうえで、「では、自分はどうやってそういったツールと付き合うべきか」を考えると良いでしょう。

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