「GAFA」が狙っている次の「獲物」は一体何なのか?

アップル・アマゾン・グーグル・FB+Xの支配戦略

スコット・ギャロウェイ氏は「GAFA」を「青の騎士」と「赤の騎士」に色分けする。その意味とは?4社はそれぞれどちらに属するのだろうか?

今回は、今後のマーケットを展望するうえでもアメリカを代表する「GAFA」についてとりあげよう(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの略称。グーグルについては正式社名はアルファベット、フェイスブックはメタ・プラットフォームズ)。ちょうど、東洋経済新報社からスコット・ギャロウェイ『GAFA next stage 四騎士+Xの次なる支配戦略』(渡会圭子訳)が出版になったというのもある。

結局「GAFAが強い理由」は何か?

この連載は競馬をこよなく愛するエコノミスト3人による持ち回り連載です(最終ページには競馬の予想が載っています)。記事の一覧はこちら

「アメリカにあって日本にはない羨ましいもの」はいくつかあるのだが、「GAFA」のような巨大に成長したテック企業はその代表的なものだろう。

かつて、ジャパン・アズ・ナンバーワンとも呼ばれ、技術に秀でていると自認していた日本経済が、なぜGAFAのような企業を生み出せなかったのか。GAFAはいかにしてあのように成長することが可能だったのか。

その答えは、著者の前作で日本国内だけでも15万部を超えるベストセラーになった『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(2018年7月刊)にある。

今回の『GAFA next stage 四騎士+Xの次なる支配戦略』は、GAFAの情報をアップデートした続編である。同時に、GAFAや彼らに続くテクノロジー企業、アメリカ株式の今後、さらに同国経済・社会への予想と警鐘を詰め込んだ、著者渾身の力作だ。

著者のスコット・ギャロウェイ氏は、自らが成功した起業家であると同時に(しかも連続して起業する「シリアル・アントレプレナー」だ)、ニューヨーク大学スターン経営大学院でブランド戦略とデジタルマーケティングを教えている人気教授だ。GAFAとアメリカ経済を語るには、最適な人物だろう。

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