「マスクの隙間からストロー」女性が冷めた瞬間 リトマス試験紙のような役割を果たしたコロナ

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二度目のデートでは、スカイラウンジの中華レストランに行った。

「中華の味付けが濃いからなのか、彼は水をガブガブ飲んで、あっという間にコップの水を飲み干してしまった。水がなくなったなら、お店の人に言えばいいのに、自分で立ち上がって、ウォーターピッチャーが置いてある場所に行き、コップに水を注いだんです。しかも、そこに行くのにマスクもつけずに。お店の人が慌ててやってきて、『気づかなくて申し訳ありません』って謝っていたけれど、彼が注いだピッチャーは、そのままお店の人がバックヤードに持っていきました」

「今、レストランは感染対策を徹底しているし、ほかのお客様の手前、そのピッチャーはもう使えないですよね。このときは、“ラーメン屋じゃあるまいし“と思ってしまいました」

いわゆるマナーを知らないタイプなのだろう。ただ、お見合いでアイスコーヒーを頼み、マスクをつまんで隙間からストローを差しこんで飲むような神経質な男性よりも、ともやのほうが良いような気がするのだが、いかがだろうか。

コロナを機に進展するカップルも多い

新型コロナウイルスが、これほど世界中で蔓延するとは、誰もが予想していなかったことだ。「コロナになって、パートナーがそばにいる大切さを思い知らされた」と、婚活を決意した人たちもいる。

また、真剣交際に入っていたカップルのなかには、「こんなに行動が規制されるなら、結婚して家族になって、一つ屋根の下でずっと一緒にいたい」と、結婚を決めた人たちもいる。

コロナにどう向き合い、どう対処するか。そこから見えてくる人柄が、パートナー選びにも大きな影響を与えた。婚活においては、相手の価値観を見ていくのにコロナがリトマス試験紙のような役割を果たしたのかもしれない。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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