婚活するのに一番難しい年齢とその理由
仲人の経験則からいえば、結婚に一番難しい年齢は、女性だとアラフォー、男性だとアラフィフだろう。なぜ難しくなってしまうのか。それは、男女ともに子どもを授かりたいからだ。
アラフォーの女性のなかには、最後の出産チャンスに賭けたいと思う人が多い。アラフォーというと漠然としているが、37歳から43歳くらいまで。人によっては45歳を過ぎても子どもを授かることを願って婚活をする人がいる。そして、彼女たちは、子どもの父親になる男性に、自分に近い年齢と、自分より高い年収を求めている。
ところが、経歴も年収もいいアラフォー男性は、できるだけ若くてかわいい女性と結婚したがっているのだ。
男性にいたっては、アラフィフ、アラカンになっても、子どもを望んでいる人たちがいる。
彼らは、出産可能な30代から42歳くらいまでの女性に申し込みをかける。しかし、彼女たちは、アラフィフ、アラカン男性を結婚対象者として見ていないし、「どうしてそんなオジさんが、私にお申し込みをかけてくるんですか!」と目を吊り上げて憤慨している。
歳を重ねれば重ねただけ、結婚できる対象者の人数が減っていくのに、男性、女性が希望する年齢や条件のベクトルが、きれいにすれ違っている。よって、結婚がますます難しくなる状況ができあがる。
これも仲人の経験なのだが、30歳前後の婚活者は結婚しやすい。結婚平均年齢は、男性が31.2歳、女性が29.6歳(2019年、厚生労働省調べ)であり、この平均値から見ても、30歳という年齢が、スムーズに結婚できるかできないかの壁になるのだ。
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