婚約指輪だと、地金もゴールドやプラチナなどの高価な貴金属だが、プロポーズリングはシルバーで、石もダイヤモンドではなく、キュービックジルコニアなどの安価なもの。そのままファッションリングとして使っても良いし、それを購入したジュエリーショップに持っていけば、好みの指輪と交換できるサービスなどもあるようだ。
「はい、よろしくお願いします」
まゆみは、満面の笑みでそれに応えた。
なぜまゆみは「成婚退会」できたのか
入会から、約半年後に成婚退会を成し遂げたまゆみ。自身の結婚について、こんなことを言った。
「30歳で結婚したいというのは、昔から漠然と考えていたことでした。私は、特別美人でもないし、歳を重ねたら結婚が難しくなるのはわかっていたので。ただ、恋愛経験がなくて男性を好きになる感覚もわからなかったし、そこが不安でした。アプリで婚活したときに、お会いしたなかのお1人が、ものすごく積極的にアプローチしてくださって、結婚の具体的な話を出してきてくださったんですが、まったく気持ちが動かなかった」
私のところに入会してきたときには、“男性を好きになって、結婚ができるのだろうか“と、半信半疑だったという。
「でも、ゆうやさんと出会って、人を好きになるってこういうことなんだなとわかった。2人で助け合って、これからの人生を歩いていきたいです」
まゆみの婚活成功の秘訣は、30歳という年齢にもあるのだが、婚活をしていく姿勢が前向きで、真摯で、謙虚であったことにもある。
婚活で苦戦している人たちは、“相手を選ぼう“という気持ちが強い。結婚は、“選ぶこと“と“選ばれること“がイコールにならないと成立しないのに、選ぶ気満々で、選ばれない相手にばかり矢を放つ。うまくいっていない人たちは、もう一度婚活市場における自分の立ち位置を、見つめ直してみるといい。
まゆみとゆうやは、12月に両家の顔合わせを終え、来年には入籍して、2人の人生のスタートをきる。
「おめでとうございます。30歳の2人がつかんだ幸せ。これからも力を合わせて温かな家庭を築いてくださいね」
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら