マンダムが拓く、男性用化粧品の未踏領域 創業家出身社長はミドル市場をどう攻める?

おしゃれなシニア向け売り場がなかった
――国内で、ミドル・シニア向けの新市場に乗り出しました。
ミドル・シニア市場は、従来からポテンシャルは高いと言われてきた割に、本当の意味でのエイジングケア商品は品ぞろえが不十分だ。どちらかといえば、たとえば介護から派生したシニア売り場など、ネガティブなイメージのものが多い。
“ちょいワルおやじ”ではないが、若い男性から見て何か新しい情報があるとか、おしゃれだといえるようなシニア向けの売り場がなかった。だから、現実的に売り上げに結びつくようなマーケットがなかった。
国内の男性用化粧品の市場を100としたとき、ボディケア、スキンケア、ヘアスタイリング剤の各分野はそれぞれ20%ずつくらいを占めている。残りの40%が、大正製薬の「リアップ」などの育毛剤も含めたスカルプケアの分野だ。
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